ロードバイクのフレームに関するメモ
剛性とな??
今の私の愛車は giant pace という可愛らしいロードバイクです。
もうね、「車もバイクも全然動かしてねーじゃねーか」 って勢いで走りまくっています。
結論から先に書くと、今のチャリは遅い! 凄く遅い!!
いや、違う。。。
速いチャリは、トンデモなく速いし楽だ!
多分20万用意すると、軽く2割は速くなれる。減量が進めば3割はイケる。
ある種知りたくなかった衝撃的な事実に直面したので、色々と書き留めておくって記事です。
なんでこんなことになったかというと・・・
大体毎月1000km位のペースで走り続けていると、行きつけの自転車屋さんや周囲から「次はどうするの?」「そんだけ走れるんだから、もっと良い道具にしなよ」的な事を言われるわけです。
私からすれば7万もする自転車でも十分高いし、これまで乗っていたクロスバイクと比較したらトンデモなく速い訳で、言っている意味がサッパリ分からなかった。
でも、こんだけ言われると、高いチャリってどんぐらい速いんだろう? いやいや所詮人力車なんだからそんな変わらんだろ。
とかとか、色々な考えが浮かんでは消えつつ、なんとなく15~6万でコスパ良くて速い車両を探し始めたりしていました。
そんななか、来年佐渡ロングライドに出走したいと考え始めたら、
「もっと速く走りたい。」
「勝ち負けじゃねーと言ったって負けるのは嫌いだぜ!」
という事になり、今の自転車を買ってたったの3ヶ月で、もう次期マシンを物色し始めたりしていました。
現在販売しているロードバイクはフレームで分類すると、概ね3種類になる。
歴史の長さ順で並べるとこんな感じ。
- クロモリ
大昔からある頑丈でスリムなフレーム。
良くも悪くも枯れた素材で、ノウハウの蓄積も半端無く、オワコンなんて言われているが、レースで最上位近辺を狙わないならベストチョイスかもしれない。
ちと重いが、扱いの容易さや乗り心地の良さ、最近のオーダーフレームでは非常に軽いモデルも有り、現在でも侮れない。
- アルミ
クロモリよりは軽いよね、ってことやアルミ溶接技術が確立されたことでクロモリの次に主流になったらしい。
ただ、硬い。 硬いことは良いことだ! って見方もあるけれど、硬さ故に人間への攻撃力が高く、瞬間的な加速力は良くても人間がもたんぞ的な事を言われてきた。
こちらもソコソコ枯れてきたお陰で、乗り心地が非常に良いモデルが結構出てきている。
私が乗っている pace もここに入る。
- カーボン
みんな大好き炭疽菌。 じゃない、軽くて硬くて軽くて硬いです。
硬いものにぶつけたりすると、割れるために取扱に注意が必要。と言われているがどのくらいで割れるのか知っている人は少ないので、フェンスの向こう側に投げ込んだら割れるのか、電柱にぶつからない限り大丈夫なのかは、私も含めて案外知られていない。
振動や衝撃の吸収性はアルミよりぐっと良く、現在の競技モデルのメインストリームはこれ。
最近は値段も落ち着いてきて、エントリーモデルはかなり乗り心地が良く、そこそこ速いモデルも増えてきている。
こんなことを調べつつ、自分が目をつけていたのはキャノンデールのCAAD10 5 という自転車で、
「カーボンキラー」とか「アルミのキャノデが作った最後にして最高のアルミ」なんて言われており、評判も異常なまでにGoodでした。
しかし、しかし、、、しかし・・・
普段乗りもしたい。旅行先で盗難が心配すぎる。
そんなことを考えつつ酔っ払って、友人と電話で話していたら「クロモリも結構良いし、フレーム作っちゃえば?」という事を言われて調べてみると、ちょいと前記したとおり、全然オワコンじゃね~だろ。と、思える記事が結構見つかる。
そして、メジャーなメーカー名が入っていないので、多分ヤフオクで売れないから盗まれる可能性が低そう。
・・・これって凄く良いんじゃない??
なんていう妄想トークをしていたら、その知人が「25年前に組んだスポルティーフというクロモリバイクに乗ってみるかい?」なんていうありがたいお話をくれました。
迷わずYesな訳で、ここから本題なんですよ。これが。
凄く前振り長くない? 正気か?
昨日それが実現して、半日乗り回してきた感想が冒頭で書いた事になるわけです。
16~7km/hで走ってるつもりのところで、22~5km/h出ており軽く驚き、出力80%位の結構頑張っているゾーンだと、paceで27km/hのところが35km/hも出ていました。
流石にこれだけ違うと、もう乗り換えるしか無いという考えにならざるを得ない。
とにかく転がりが違う。ぜんぜん違う。
フレーム剛性が低く力が逃げてるって言われてたのも意味がやっと分かる。
改めて自分のpaceに乗ってみると、パンクしているか錆びて渋くなったチェーンで走っているかのような錯覚を覚えるほどに違う。
乗り心地も圧倒的に悪い。
凄く硬いフレームに、ストロークが凄く短い柔らかいサスが付いている様な感触で、衝撃はある程度いなすが、ちょっとでかい段差や荒れた路面では硬い衝撃が伝わってくる。
しかも、そういった場合に酷く失速する。
昨日乗ったスポルティーフは、荒れた路面程度ではハンドルまで振動が上がってこない。
それでいて、強烈に転がりが良く失速もしない。
おそらく、フラットなコンクリートの上では両者にはたいした違いが無い。
しかし、実際にそんな場所は殆ど無く、一桁国道でも自転車で走ると結構酷い区間も多い。
一体何が違っているのかは、ロードバイクに乗り始めて3ヶ月の自分には全くわからないw
という訳で、物欲はしばらく収まらなそうです。