サドル沼にはハマらずにすんだよ

しばらく買ったまま乗っていたロードバイクを色々と弄り始めました。

といっても、変えたのはサドルとペダルとタイヤくらいで、ポジションを良い感じにするために各部調整がメインです。

 

さて、ポジションをいじり始めると、徐々にサドルは高くなりハンドルは低くなっていきます。

まだ体幹が上手に使えていないのか、たんに疲れてくると姿勢が悪くなってくるのか分かりませんが走行距離が120kmをこえたあたりから、デフォルトのセッテイングではなんともなかった、尿道や手などに強い痛みが出てきてしまいました。

 

ネットで情報を探してみると、

「姿勢が悪いからだ! 丹田に力を入れろ!骨盤を立てろ!!」

などと、書かれているところを結構見かけました。

 

んなこといたって、疲れてきたら無理だし、足回る間は走り続けたいし、うるせぇよバカヤロウと思ったわけです。

 

そうです。 道具でなんとかしてしまえばよいのです。

穴あきサドルにしちまえば、今のスピードが出しやすいポジションを維持しつつ、くたびれて骨盤を立てられなくなってきてからも、息子を守りながら走り続けられる・・・はず!?

 

ってな具合でサドル探しを始めてみると「サドル探しの旅」や「サドル沼」などという造語が出来るくらい、サドル選びは大変なことがスグに分かりました。

 

要約するとこんな感じです

  • 値段が高ければ良いと言う事が、全くない
  • ポジション出てないと合ってるはずのサドルでも、あちこち痛くて死ねる

 

5万円出して買ったサドルが全く合わない人が、1500円のサドルに変えたら将来のパートナーだった、なんてこともあるらしいです。

とにかく体に合うか合わないかが全てで、これという答えがない。

それに輪をかけて難しさを増しているのが、セッティングがきちんと出ていないと、これまた激痛と闘いながら走るはめになり、ロードバイクが嫌いになってしまう。

 

・・・(悩)

・・・・・・ (悩)

 

そんななか、チャリンコで走り始めるきっかけになった、激安サドルを買おうと・・・Amazonさんを散策していました。

散策しながらも、よくよーく考えてみると、あのサドルでは最長で2時間(30km)しか走ったことがありませんでした。

現在は、平日は2、30kmは走っていて、休日になると200km近く走っていることが結構あります。

と、なると・・・物凄く薄くて軽いサドルだったので、ちとヤバイかもしれない。

そこで、同じメーカーで評判がよく、買えそうな値段のサドルを発見しました。

 

しかし、様々なサドルの情報を調べていくと、気になるものが出て来ました。

SELLE SMPというメーカーのサドルです。

物凄く変わった形で、サドルの上面が平らでない。

まるで鳥のクチバシの様な独特な形状をしており、

「サドルの存在を忘れてしまう程フィットする。」

というものか、

「拷問器具! 1時間もしないうちにペダルを回せなくなるほどの激痛」

といった、両極端な意見が沢山見つかりました。

 

このサドルを選べば、天国か地獄のどちらかに行けそうです。

試してみる価値はあるなと思い、手頃な値段のモデルを幾つかチェックして、購入候補がかなり絞られてきました。


TRK

このモデルはクッションが一番多いモデルらしく値段も安い。

しかし、よくよく見てみると幅が広すぎて、足が回らなそうです。

スレて痛いだけなら我慢できそうですが、スピードが殺されてしまうのはノーサンキューです。

 

EXTRA

このモデルはTRK程ではないが、クッションもしっかりしており、幅もそこそこ狭い。

これが最有力候補となる。

 

HYBRID

これは、EXTRAを少々軽量化したモデルで2000円程高い。

人間が100kg近くもあり、毎週1キロペースで減り続けている状態で100gちょっと軽いですとか言われても、「あっそう」としか思えないのでパス。

 

その他にも色々と試してみたいものがありましたが、どれも1万円を超えてしまうものばかりです。

 

結局、selle SMP EXTRA をAmazonさんでポチりました。

 

こうやって書いてみると、1メーカだけに絞り込んでも、かなりの文章量になってしまったw

実際に調べまわっていた時は5~6社で50製品位をチェックしていましたよ。

 

このSELLE SMP EXTRAが体に合わないようならSELLE ITALIAかフィジークあたりを試すつもりでした。

 

 

さぁ、ここからが本題。

EXTRA最高!

レーパン履かずに、普通のジャージで出かけたのですが、走り終わってみると5時間で100kmほど走っていました。

ケツなんともねぇ、息子も元気だ! 痛いところがない。

 

座面の滑りもよく、足の回転もスムーズで、もう少し気持ち細身だと更に良かったかもしれないけれど、今のところ不満なし。

ただ、注意が必要なところがあって、このサドルは厚みがかなりあるのでシートポストを少し下げないと1センチ以上高くなっていた気がする。


私の場合では、序盤はペダルも踏みやすく痛いところもなかったのですが、70kmを超えたあたりから腰が痛くなったのと、尿道はなんともないが坐骨付近が結構痛くなって来ました。

乗り始めた時から明らかにサドルが高くなってしまっていることに気付くレベルだったので、1,5cmほど下げてみました。

それからは快調で、またまたどこも痛くない素敵なサイクリングが出来ました。

 

 

まぁ、ナイトランだったのにもかかわらず、熱中症になりかかってしまい、サドルの高さ調整後は飲むつもりで買ったミネラルウォーターを頭からかぶりながら走ってきたけどな!

 

明日はレーパン入って、もう少し走りこんでみる予定です。

やっぱ気温が体温より低かったら・・・にしようかなw